都おどり明治30年ごろ
最近、レズビアンの歴史を改めて勉強中なんですが

めちゃ面白いです
 
御坊です

今回紹介するお話は、ご存知の方もいらっしゃるかも知れません

明治30年代頃のお話だそうです。(日露戦争が明治37年

柳橋や新橋などの花街で芸者遊びをしては

あちこちで、女性をたらしこんでは、金を絞りとったといわれる

中村小時さんという女性のお話

はじまり、はじまり 


レズビアン小噺(1)中村小時とお鯉さん
この小時さん、元々京都の芸妓さんでしたが

目鼻立ちは歌舞伎役者の中村歌右衛門に似て、女性にしては、凛々しすぎて

美しい割には、男受けはしませんでした。

京都で、あまり売れなかったので、大阪北新地に移ったけれどやはり売れない。

そのうちに

時計会社を安治川口(今のユニバらへん?)のあたりで経営している英国人紳士の目に止まり

やがて、英国人のお妾さんになりました。

さてさて

英国人紳士は小時さんにもう夢中!

バンバンお金を注ぎ込んでしまい、今まで売れなかった芸者の小時さん、すぐに成り上がりっ!

調子にのって贅沢三昧の日々を過ごしました。

そんな幸せな日々も束の間

ある日、旦那の英国人が、妹芸者に手をつけてしまうと

小時さん、自暴自棄になってしまい、女だてらに、お茶屋遊びを始めたのが

今回のお話のそもそものきっかけ!ベンベン

銭は旦那からいくらでも。と、惜しげなく

新地やミナミに行っては毎晩のように芸者遊びの大豪遊!!

それからなんと小時さん、とうとう自分の情婦(イロ)が出来ました。


そしてそして、どちらからともなく英国人の旦那さんと離れることになったのですが

旦那からせしめた手切れ金、なんと三千圓!

明治30年代の一圓の価値が3800円程度とのことで、現在で換算すると1100万円程度。

って、おもてたよりちょっと少なく感じてまう

まあまあ、それはさておき

それからというもの 

小時さんの女遊びに火がつき

関係した芸子さんらは、大阪にはナンボでもいたそうで

芸子さんらのなかには、小時さんのお茶屋の支払いを背負ったり

身包みはがされて丸裸にされた女性もたくさんいたみたい

そんななかー 

小時さんに惚れてしまった一人に小時さんに受けだしされた

いわゆる小時さんのお妾さんになって

東京まで一緒についていき

木挽町(現在の銀座と築地の間あたり)の家で同棲した人がおりました。(ビアンカップル同棲しがち

小時さんは、彼女を連れて二人で柳橋だの新橋だのと花街を遊びまわっておりました。

いつでも一緒についていて

酒に酔うとその小時さんと彼女がふざけあっているのが

男性客が芸者さんにふざけているそれと同じかそれ以上

他の人が見ていられないほどだったとか。(日本全国、イチャイチャ禁止ー!

そして当時の小時さんの風貌というのが

渋い柄の風通織りの着物に、帯は白博多の男帯を締め、上から黒ちりめんの羽織を引っ掛けて、キチンと座った上品さは誰でも見惚れするほどだったそう。(粋だねえ!

お風呂へ入るとこは誰にも見せなかったらしいのですが、綸子(絹織物の一種)の股引きはいて、懐にはいつも短刀を忍ばせていたそう。

そして小時さん、相場をしたり、バクチをして、生計を立てていたようですが

やっぱり、勝負は時の運、運の悪いときには、火の車!

そういう時は、彼女さん、元の芸者家業に出、小時さんへ貢いでやってたそうな。

そして、小時さんも懐事情がよくなると

はい元通り、また自分のところへ引き取るという深い仲でした。


中村小時とお鯉さん 

ここからゴシップ感が半端ないですが

しばらくして

明治・大正の間に総理大臣を3度も勤めた時の桂太郎閣下

その閣下の愛妾
桂太郎
絵葉書に描かれる程の人気のあった

新橋「照近江のお鯉」として有名な
お鯉さん
お鯉さん

このお鯉さんが、あの小時さんにかかってしまい、さあ大変!

お鯉さんが中村小時に引っかかったのは、しばらくの間だったそうですが

だいぶ夢中になってしまい、気がついたときには、時、すでに遅し(おすし

丸裸にされてしまったのでした。


小時さんに引っかかってしまった女性はみんな

糸のように痩せたそうで

当時、お鯉さんのヤツれ方といったら見られたものじゃありません。

お友達の芸者衆たちが

 『どうして、あんな女なんかに惚れるのか?』

と、聞いても

お鯉さん、黙ったきりで、なんとも口を利きません。

こういうことは、このお鯉さんにはじまったことではなく

中村小時という女性に引っかかった女性は

みーんな他の者に話さなかったそうです。

その後も

小時さんは実は男だったんじゃないかとか

小時さんのことを喋らない女性たちは、彼女の懐に隠していたあのドス(短刀)で脅されてるんじゃないかとか

女性の落とし方については、最初の異人さんにワザを教わったんじゃないか

とかとか、色々噂がたったようです

いやはや

ホンマかいなという感じもありますが

逆に、いつの時代もありそげな話ですね。

このお鯉さんについてはその後、悲運な運命をたどるみたいですが

それまた別のwikipediaで

と、こんな感じのレズビアン小噺が、まっだまだあるので、小出しにしますね! 

それにしても中村小時さんすごいなあ

御坊でした

引用:
世相百態 明治秘話 産業ロック製作所推薦図書 

桂公爵の愛妾 お鯉  

お鯉(芸妓) wikipedia